あごのズレのさまざまな原因

生活習慣によるズレ

日常の行動が、あごのズレを引き起こしているかも?

あごのズレに直結する原因に挙がるのが「姿勢」です。
その代表は、前屈みになる猫背。猫背になるとあごがずれ、頭と肩の重心がずれ、首への負担が大きくなります。そのため首や肩周辺の血行不良を起こし、凝りが慢性化します。

人の骨格は座るのに向いていない

日頃椅子に座る姿勢には気をつけましょう。人の骨格は実は座ることに向いておらず、気をつけないと姿勢が崩れるのです。理想の姿勢は、腰、ひじ、ひざの角度がそれぞれ90~100度の状態です。椅子や机の高さを調節し、正しい姿勢で座るよう心がけましょう。

特にパソコン作業中は要注意です。手前に書類等を置き、猫背になってキーボードを叩いていませんか?しかも何時間も座りっぱなしでは、腰にかなりの負担がかかり、血管が圧迫されて血流が悪くなります。姿勢に注意し、適度な時間で休憩しましょう。

頬杖であごがゆがむ?

頬杖は歯並びだけでなく、顔全体に悪影響を及ぼします。あごがずれる、奥歯のかみ合わせが悪くなる、歯槽骨が狭くなるなど、特に成長期のお子様は、注意が必要です。

寝相の悪さは顔のゆがみの原因

寝ている時の姿勢も、歯並びやあごのすれに影響します。うつぶせや横向きなど、あごがかみ合わない状態で長時間過ごすので、ずれが生じます。
例えば右ばかり向いて寝ると、あごは左方向へずれます。また習慣的にうつぶせや横向きで寝ると、鼻筋や顔の輪郭、あごの関節が歪み、やがて股関節まで歪んできます。また鼻腔がふさがるため、口呼吸になります。口呼吸は、ものを片方の歯で噛む「片がみ癖」になりやすくなります。
理想の姿勢は、まっすぐ仰向けになり、手はゆるめた状態で身体の脇へ。寝相は修正しにくいものですが、できるだけ正しい就寝姿勢をとりましょう。

歯科治療によるズレ

クラウン、ブリッジ、インプラント、入れ歯などで起こるズレ

実は、歯の治療をした結果、あごがずれてしまったという患者さんが多いのです。その中でも、あごのズレの原因となる、最も典型的な歯科医療は、補綴です。補綴とは、歯の欠けた部分を義歯やブリッジなどで補うこと(主にクラウン、ブリッジ、インプラント、入れ歯など)ですがこの治療をしたために、あごがずれることが少なくありません。

歯並びと安易な矯正で起こるズレ

歯並びが悪いとかみ合わせに不具合を生じ、あごがずれやすくなります。
しかし歯並び=あごずれではないので、歯並びが悪くてもあごがずれない人もいます。でも、そういった患者様も歯列矯正器具を装着することで、あごがずれてしまうことがあります。

<なぜ歯列矯正によってあごがずれるのか>

  • 1.歯並びが悪いため、既にあごがずれていることが多い。
  • 2.矯正治療が引き金となり、潜在症状が表面化する。
  • 3.矯正でかみ合わせがしっかり固定されるので、もともとあごがずれていた場合、そのまま固定される。

※丸山咬合医療では、あごの位置矯正(是正)と歯列矯正を分けて考えます。まずあごの位置を診査し、ずれていれば是正してから、歯列矯正を行います。

口の中の癖によるズレ

ものを食べる時、左右一方だけで噛んでいませんか?

いつも同じ側で噛んでいると、あごはその方向へずれる可能性があります。普段からできるだけ左右同じくらいの割合で噛むように心がけましょう。

舌にもいろいろな癖があります。

歯の形や歯並び、またかみ合わせに何か問題があると、舌はそれを避けるように、またはあえて触れるように動くことにより、あごがずれることがあります。また、無意識のうちに舌で歯を削ったり、舌を出したり、歯ではさんだり、巻き込むといった癖をお持ちの方も実は多くいらっしゃいます。そのような癖もかみ合わせを悪くする原因となります。
特に小さいお子さんの舌の癖は、かみ合わせだけの問題ではなく、口の中で舌を置いておくべき位置も決めてしまいます。もし、この時期を過ぎても舌の癖が治らないようなら、舌をださないよう日頃からしっかり注意してあげ、治療を行っていくことが必要です。